【仕事】自計化のススメ
グラフだとわかりやすいね。
一目瞭然で自分が何にお金を使っているか把握できるよ。
経理は1年に1度?
よく、
「確定申告時になってはじめて経理に取り掛かる」
という話を伺います。
確かに、前職にいたときも、確定申告時期になると
1年分の領収書等をお渡しいただくこともしばしば。
けれども、これってもったいないと思うのです。
1年に1回、領収書等をお渡しいただくということは、
すでにその1年間の「結果」が出てしまっています。
つまり、その年中に、何らかの改善を行うことができません。
数字にはたくさんのデータが詰まっています。
このデータを事業に生かさないのはもったいないと思うのです。
自計化の利点
最近はクラウド会計も浸透してきて、
経理も昔よりは簡単になっているのではないでしょうか。
こういったクラウド会計ソフトの良いところの1つは、
仕訳のデータを即時に集計し、その場でグラフにしてくれるところ。
私の場合、取引数がさほど多くはないので、
だいたい1ヶ月に1度の頻度で自分の経理をしています。
そして、レポート機能を使い、
売上と費用のバランスを見て、
毎月、反省会を行っています(笑)。
freeeでは、「取引先別」「品目別」「勘定科目別」
にレポートを作成することができます。
こういったレポートを見ていると、
旅費交通費が多い理由を分析したり、
来月は交際費を減らそうと自分を戒めたり(笑)、
することが可能になります。
こういったことは、
「今月は使いすぎたなぁ。来月は気をつけよう。」
といったざっくりしたものではなく、
「今月は○○円使いすぎた。来月は○○円以内に収めるようにしよう。」と
より細かい数字に落とし込むと、
より自分の収支がコントロールできるようになります。
私の場合、適当にお金を使っていると、
使いすぎてしまうことがしばしばあるので、
数値に落とし込むことを大切にしています。
自計化のススメ
個人的には、事業を始めたばかりの方の
経理の自計化を強くオススメします。
そして、できれば毎月の入力も。
事業を始めたばかりというのは、
経理に触れるチャンスでもあり、
ここでその大雑把でも良いのでその概要を掴んでおくと、
のちのち、他の人に経理をお願いするときも、
その仕組みを知っているので話しが通じやすいように思います。
まとめ
私は税理士ですが、
皆様の脱税理士を願っています。
その1歩が自計化です。
今日の私
家でお仕事です。
夫が、「ねぇ、税理士の仕事してよ。」と言ってきます。
私が、ボランティアに行ったり、人に会いに行ったりするからでしょう。
この言葉を聞いて真っ先に思い浮かんだのが、
つげ義春の『無能の人』。
主人公は漫画家なのですが、貧困状態。
漫画を書かず、だからといってその他の職につくわけではなく、
石を売ったりするので、妻から「漫画を書いて」とせがまれる。
暗い漫画です。けれども名作です。
つげ義春といえば、
『ねじ式』や『ゲンセンカン主人』も好きです。
そういえば、
私も4コマ漫画の原作を書いていたことを思い出しました(笑)。
ぜひ、こちらもどうぞ!
マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。
勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。
ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
私の税理士事務所
日本にいる外国の方や、
事業をはじめようとしている方の
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