【仕事と絵画】信じていても資料は届かない、と月曜日の雑感からの甲斐荘楠音
まぁいっか(笑)
何とかなるか(笑)
あぁ、資料が届かない(笑)
こればかりは、私の努力すべきところではないので、
まぁ、仕方がないかなぁ。
その他にやることもたくさんあるし気長に待つことにします。
相手も忙しいのかもしれませんしね。
月曜日の雑感
相談業務で烏丸御池付近を歩いていたらすでに外は春を感じられるように。
私は、冬の張り詰めているけれどもどこまでも澄んでいるような空気感が好きなんですが、
今期はあまり堪能できなかった気がします。
桂川にはたくさんの種類の水鳥がやってくるので、
自転車で行ってそれをひとりでぼーっと眺めているのも好きなんですけどね。
余呉湖に行きたかったのも、冬の雰囲気を感じたかったというのがあります。
あぁ、冬が終わっていく・・・。名残惜しいですね。
とかなんとか思ったりもするのですが、春もまたいいのです。
春ってちょっと酩酊する気がしませんか?
春の雰囲気に酔ってしまうというか。
空気に何か混じっているんですかね(笑)。
とか考えながら、上機嫌で烏丸御池の商店街を歩いていると甲斐荘楠音のポスターが。
甲斐荘楠音
甲斐荘楠音は京都で活躍していた作家なので、
「京都にきたからには是非!」と思っていました。
どうやら2月11日から京都国立近代美術館で特別展がやっているみたいですね(ここ)。
あの有名な(?)『横櫛』もあります。
はじめてこの作品を見た20年ぐらい前で、ずっと印象に残っていて、
偶然が重なって、なぜか今京都にいて、
あと少しで実物を見ることができると思うと何だか不思議です。
ちょっと調べてみると2021年に東京で、
『怪しい絵展』なんていうキャッチーな作品展でこの絵が紹介されている。
美術館も人を集めるのが大変で、
商業的で人目を惹きやすい展覧会を開催する必要があるのはわかる気がしますが、
この作品を「怪しい」でくくってしまうことに、強い違和感を覚えます。
とはいえ、名前もそこまで知られていない作家だとは思うので(最近は有名になった?)、
まずは啓蒙活動する必要があって、それでこの『怪しい絵展』なんてタイトルなんでしょうかね?
さて、作品における私の印象はといいますと、
彼(彼女?)から見る女性像は、
薄っぺらい理想像を押し付けられたものではないがゆえに、
解き放たれる個性がとても魅力的なのです。
おそらく、彼(彼女?)の欲望の対象が女性に限らない(?)が故に描けるものではないかと。
小説、漫画、絵画、映画における女性像を魅力的に描くコツは、
徹底的に理想に近づけ多くを語らせないか、
細部で揺さぶりをかけるかのいずれかかな?とか思っています。
前者は、受け手が勝手に自分の理想像を作り上げるので後者に比べると作りやすそうです。
こういうことを書くと怒られそうですが、その典型が、
アクション系の少年漫画に登場するヒロインです(かわいくて、優しい)。
ストーリーを重視して心理描写が手薄になる結果、紋切り型になってしまうのかもしれません
(そういえば、理想と紋切り型というテーマも面白そう)。
一方、後者については、人物の細部が受け手の予想を裏切ることで、揺さぶりをかけ、
人物を魅力的に見せるものなので、作家の人物描写の技量や観察眼がかなり問われる気がします。
楠音の作品は、後者であることは間違いありません。
観察眼の鋭い作品は、作品そのものに表面的ではない深みを感じることができます。
この深さというのが、作品たる故なのかなぁと。
あぁ見に行きたいです。
まとめ
最近、作品と鑑賞者の経験値の相関関係について考えたりします。
「前知識なしで、作品を見てほしい!」なんてこと言われたりしますが
(メディアアートなんかはその傾向が強い気がします)、
この本位はどこにあるのかと。
ここで言われる「前知識」が、「有名だから」とか「〇〇さんがすごいと言ったとか」、
そういうものであれば、「前知識なしで」作品を見てもいいと思うんですが、
そうでなければ、経験値があった方がより作品が面白いと思うのです。
経験値がなければ、その作品から得る感覚が一瞬の感覚のまま終わってしまいます。
これは一過性のもので、「あぁ、見た、面白かった」で次に続かない。
経験値があれば、作品から受ける印象の理由を考え、分析し、
次の作品を見るための材料になり、作品群に自分なりの体系ができる気がします。
まぁ、そんなこと考えていても、
会計が一向に進んでいないわけで、これらは、
ただの仕事からの逃避のための、思考だったのかなと思ったりもします(笑)。
今日の私
お仕事→相談業務→お仕事です。
ぜひ、こちらもどうぞ!
マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。
勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。
ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
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