【相続】遺産分割協議はストレスフルです

だいぶ前に食べたとんかつの写真。遺産分割協議とは関係ありません。
コマギツネ

「争族」を防げることができるのは、財産を残す人だよね。

中の人

相続人が遺産分割の方法について考えなくていいって、すごいメリットだと思うんだよ。

ストレスフルな遺産分割協議

職業柄、クライアント様の遺産分割協議書を拝見します。

また、私自身も遺産分割協議に相続人として参加しました。

この遺産分割協議、人生で何度も経験することではないですが、

思った以上にストレスフルです。

全財産の把握が大変

まず、被相続人の財産を全て把握するのに時間がかかります。

特に同居している方がいらっしゃらない場合、

「財産として何があるのか?」からスタートです。

預金口座がたくさんあると、

預貯金がいくらあるか数えるだけでも大変です。

ネットで株の売買をやっていた場合、

ログインパスワードはどこへやら・・・。

不動産があるのは知っているけど、

その証明書は一体どこにあるのやら。

また不動産についてはその価値がよくわかりません。

売らない限り実際にその不動産がいくらなのかは定かではないのです。

相続人同士の関係が大変

よく財産を残される方が、

「うちは仲がいいから大丈夫」とおっしゃっているのを耳にします。

もしかしたら、それは表面的に仲がいいだけかもしれません。

相続がスタートするとこれまでの鬱憤が噴出します。

これまで何も言わなかった相続人の配偶者も、

言いたいことが言えるようになります。

また、相続人同士に力関係がある場合も

見ていてすっきりしない結果になることがあります。

立場の弱い相続人は本当のことが言えず、

力の強い相続人の言いなりで遺産分割協議書にはんこを押すことになり、

一生、遺産分割協議を悔いることになるかもしれません。

遺産分割を機に一家離散という状況も大いにありえます。

相続税がかかる場合は

相続税がかかる場合は、

この遺産分割協議を10ヶ月以内に終わらせる必要があります。

相続が開始すると思った以上にやることがたくさんあります。

その中で10ヶ月以内に遺産分割協議を終わらせるとなると、

十分な検討ができない可能性も十分に考えられます。

遺産分割協議のストレスを解消するものとしての遺言

きちんとした遺言を作成しておけば、

相続人が受ける上記のようなストレスは

ずいぶん軽減されるように思います。

自身の財産のけじめをつけよう

個人的には、自身がお持ちの財産については、

その財産をどこに渡すのかを明確にし、

最後まで、自身できちんとけじめをつけるべきだと思います。

また、けじめをつけることは、

相続人に対する優しさでもあると思います。

まとめ

自身の財産に責任をもつ意識が重要なのかもしれません。

今日の私

仕事をしてからの外出です。

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マンガ描き始めました。

私のプロフィール

京都市の女性税理士です。

税理士になるまでの苦労が綴ってあります。

税理士試験はうまくいかないことばかりで、

何度も自暴自棄になっています。

コマギツネ

勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。

中の人

ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。

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