【英語】日本の銀行は信用できるの？

日本の銀行大丈夫？

住宅ローンのお話です。

オーストラリア人「日本で住宅を購入する場合、頭金なしってほんと？」

私「うん。フルローンでいけるよ」

オーストラリア人「信じられない。銀行はつぶれないの？？」

私「・・・」

オーストラリア人「日本て本当は金利を上げるべきなのに、日本の政策で金利を上げてないよね」

私「そうだよ。今は、政策金利-0.1%」

オーストラリア人「いきなり金利上がったらお金返せなくならない？」

私「確か日本では住宅ローン返済時の金利は急激には上げられないはずだよ」

オーストラリア人「ならなおさら銀行は破綻しやすいんじゃない？」

私「理論的にはそうかもしれない」

オーストラリア人「オーストラリアでは金利の上昇が激しいから、ローンで家を買うのが怖いよ」

私「そういうものなのか・・・」

オーストラリア人「日本の銀行がなぜ潰れないのかを調べるのが次回の宿題ね」

私「ラジャー」

参考に、オーストラリアでは、積極的な移民の受け入れ政策等により人口は増加傾向。

ちょっと調べてみると、米国やインドよりも人口増加率が高いようです。

経済が発展すると、金利が上がるのが世の常。

日本の５月の政策金利が-0.1%であるのに対して、

オーストラリアの政策金利は、3.85。

友人のぼやきは、日本は本当は金利を上げるべきはずなのに上げていない現状は、

銀行の破綻を招くのではないか？ということ。

家をローンで購入するって、銀行が破綻しそうだから怖くない？

っていうことらしいです。

米国銀行の破綻

2023年３月にシリコンバレー銀行とシグニチャー銀行が破綻。

前者の倒産規模はアメリカ市場２番目、後者は３番目とのこと。

FRBの急激な金利の値上げにより、債権の含み損が悪化

（利上げが行われると債権を保有するよりも預金した方がいい！となり債権の人気がなくなる）。

また、金利が上がると企業の資金繰りが悪化するため、企業は預金を引き出さざるを得ない。

そして、引出しにより現金が不足した銀行は含み損を抱えた債権を否が応でも売らざる得ない。

すると銀行のPLに損失が計上され、

預金者が「この銀行大丈夫かしら？？？」と不安に駆られさらに現金を引き出す。

そうなると、銀行はお金が回らなくなるので破綻する、というのが今回の仕組みのようです。

そして、この状況が、クレディ・スイスにも飛び火。

結局、スイス銀行から巨額の借り入れをすることになったとのことです。

日本はどうだろう？？

確かに、日本の銀行が多額に債権を保有している場合、

利上げにより、含み損を抱えているのはあり得る話かと思います。

けれども、シリコンバレー銀行とシグニチャー銀行の破綻が、

自分事のように思った日本人ってどのくらいいたのでしょう？

今回の両銀行の破綻を理由に

日本の銀行からお金をおろした人ってほとんどいないように思います

（そもそも、両銀行の破綻を知っている人がどれほどいたのだろう・・・）。

ちなみに、保険預金制度が信頼の理由かな？とも考えたのですがそうでもないみたいです。

日本では、一般預金等のうち１つの銀行の口座につき1,000万円は保証されますが

（1,000万円を超える場合は、他行に分散させればよい）、

アメリカでは25万ドル（約3500万円）まで、

オーストラリアも25万豪ドル（約2300万円）までは保証されています。

銀行への信頼度は保護される金額では測れないようです。

日本の銀行については、

「みんなが信用しているから私も信用する」という論理がうまく作用し、

破綻から免れているのかなぁと思ったり。

さて、事実はどうなんでしょうね？？

まとめ

日本の銀行は日本国民の絶大なる信頼の下になりたっているのかもしれません。

みんなが信頼しているうちは安心なんでしょうかね？？

今日の私

仕事をして、自宅のリビングを冬仕様から夏仕様に模様替え。

やっと最近まであったこたつをしまいました。

ぜひ、こちらもどうぞ！

マンガ描き始めました。

私のプロフィール

京都市の女性税理士です。

税理士になるまでの苦労が綴ってあります。

税理士試験はうまくいかないことばかりで、

何度も自暴自棄になっています。

私の税理士事務所