【雑学】芸術の必要性について真面目に考える

京都市役所前駅近くにあるQUESTIONのコミュニティーステップス
コマギツネ

いつも芸術家の助けになりたいって言っているね。

中の人

そうだね。とはいえ、まずは「なぜ芸術を守るべきか?」と割と真面目に考えてみたよ。

最近の出来事

フランス文学を専攻していたこともあり、

少し芸術に近い領域にいました。

実際に、音楽、美術、絵画といったクラシックなものから、

映画、漫画、アニメ等現代に通じるものまで、

今も、広く愛好しています。

私自身、今現在は、芸術に関する仕事はしていませんが、

義父が画商であったり、夫がデザイン系の研究者だったりと、

芸術とは、今も細い糸で繋がっています。

そして、税理士になってまず思ったのことの1つは、

芸術関連の職につく人々の助けになりたいということです。

そんなこともあり、日々、いろいろな人脈をつたって、

いろいろな人にお会いしたり、

フランス文学を研究していたときの友人とコンタクトを取ったりと

自分にできることは何かと奮闘している最中です(笑)。

そして、人と会うこと、そして人の話をきくことは、

自分1人で考えるよりも、はるかに示唆に富むことが多く、

いろんなアイディアや気づきをいただいています。

QUESTIONでの講演

そんな中、マイターンライフの中村さまよりお誘いを受け、

QUESTIONで開催された

『京都でつながるエシカルな生き方 

〜ファッションを感じる、楽しむ、考える』という

トークイベントに行ってきました。

特にファッションに関してそこまで興味がないので

(流行り物に対する興味が薄いです)、

あまり期待せずにQUESTIONへと出かけたのですが、

思った以上に芸術について考えるきっかけとなりました。

中村さま、お誘いいただきありがとうございます!

atelier M/Aの小出真人さん梓さんのお話し

atelier M/Aは、イタリアに10年以上滞在されていたお二人が、

日本で設立したファッションブランドです。

トークイベントでお話を伺っていると、

私が思った以上にお二人は「芸術家」であるという印象を受けました。

いろいろ刺激的なお話はたくさんありましたが、

中でも今回の芸術の重要性について考えるきっかけを与えてくれたお話が、

「自分が何かを持っているから動くのではない」というのと、

「橋はないけど橋ができると信じている」というお話。

両方に通じるのですが、端的に説明すると、

万全の体制で進むのではなく、

とりあえず、直観に従って進んでみるというものでしょうか。

そして、進んでみると川に一歩分だけ橋ができて、

それに飛び移ることができるイメージとのことです。

恐らく、お二人はこのような経験を幾度も超えてきたのだと思います。

だから、「橋ができると信じている」。

素敵な言葉です。

さて、芸術論

この話がなぜ、芸術の重要性について考えるきっかけになったのか?

まさに芸術の主たる特徴の1つが、

何かから新しい何かを生み出すクリエイティブさにあると確信したからです。

美術史や文学史などに登場する時代のキーとなる作品は、

決して「当時人気があった作品」ではありません。

新しい技法、新しい考え方、新しいモチーフ、

前時代とはことなる「何か」を作品に取り込み、

その「何か」が次の世代に影響を与える、

そんな作品がキーとして扱われます。

わかりやすい例でいえば、

絵画のモチーフを高貴なものから農民へとかえた写実主義、

キャンパスを外に持ち出した印象派・・・。

つまり、芸術という領域では、

正解のない中で常に新しい表現を探し続けています。

芸術はクリエイティブの宝庫

つまり、芸術に親しむということは、

クリエイティブに親しむということではないでしょうか?

学校生活、社会人生活がクリエイティブだったか?

と自問してみると、

そうでもないと感じることが多いでしょう。

学校で学ぶものは、答えがあるものです。

けれども、社会に出てからわかるのは、

そもそも何が答えか分からない問いが多い。

このような問いに力を発揮するのが、

まさに芸術分野で磨かれたクリエイティブさです。

科学と何が違うのか?

問題解決という観点からいうと、

では科学と何が違うのか?という疑問が生じます。

そもそも、芸術と科学の語源は同じで、

ギリシア語の「τέχνη téchni(テクニー)」そして、

そのラテン語訳の「ars(アルス)」。

そして、フランス語の「art」には、

「技術」という意味もあります。

同じ言葉から、今でいう芸術的側面が強いものが芸術、

技術的側面が強いものが科学と呼ばれるようになった経緯を考えると、

問題解決については、

何かを発想によって超えようとするものと(芸術)、

技術によって超えようとするもの(科学)と

考えることができるのかもしれません。

芸術の重要性

以上より、芸術を学ぶ重要性は、

クリエイティブに問題を解決するために、

学ぶのではないかと考えることができそうです。

まとめ

なぜ、自分が芸術が好きなのか?と考えた時に、

自分の発想を超えたものが心地よいという感覚があります。

思いつかなかった、内容や技法。

そして、それを真似したいと思い、

そして、その先に行きたいという欲求。

自然な感覚ですね。

今日の私

家で仕事です。

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マンガ描き始めました。

私のプロフィール

京都市の女性税理士です。

税理士になるまでの苦労が綴ってあります。

税理士試験はうまくいかないことばかりで、

何度も自暴自棄になっています。

コマギツネ

勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。

中の人

ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。

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