【私】修行について

修行時間
最近、「Hunter×Hunter」
の再放送を見ていてふと気付いたことがあります。
今、ゴンとキルアがナックルとシュートに出会ったところで、
この2人から割符をもらうために、
ビスケに稽古をつけてもらっています。
特に、この修行について文句があるわけではないですが
(Hunter×Hunter大ファンです!)、
「短い期間での密度の濃い修行」みたいな場面が、
漫画やアニメではよく描かれているなぁと。
ドラゴンボールの「精神と時の部屋」なんかもその類かなぁ。
そしてふと考えてみると、私は、
「短い期間での密度の濃い修行が自分を変える」
みたなバイアス(?)、呪い(?)があったなぁと。
これは確実に、漫画やアニメ、
そして、短い期間で何らかの結果が求められる、
受験や試験を多く経験してきた影響だろうなぁと。
アニメや漫画の世界はこの修行の成果は死活問題ですし、
受験については、そういう社会構造なので、
当たり前と言えば当たり前ですが。
結果を努力の原動力とすると・・・
結果を得ることを努力の原動力とすると、
その結果が得られなかったときに、
挫折する可能性が高いそうです。
逆に、自身の成長を努力の原動力としていると、
例えよい結果を得られなかったとしても
次に繋げることができるらしい。
例えば、あるテストで合格点を取ることを目標として
結果型のAさんと成長型のBさんが勉強し、
残念ながらAさんもBさんも、
その結果が不合格であったとします。
ここで何が起きるのかというと、
結果型のAさんは勉強を諦め、一方、
成長型のBさんはさらに自分の学習方法を改め、
合格を再度、目指す傾向にあるとのこと。
同じ事象でもその人のマインドセットが
その後の行動を変えるという話です。
さて、かなり前にどこかで聞いたことがあったのは、
「間違えたときに再度取り組む人が賢い人、
すぐに諦めるのがそうではない人」みたいなこと。
その時は、「そんなものか」と軽く流していたのですが、
これ、マインドセットの問題でもあるのだろうなぁと。
結果を重視すると、失敗した時、
その結果という報酬が得られなかったため諦めてしまう。
一方、成長を重視すると、
成長そのものが報酬となるため続けることができる。
そんなものなのかもしれません。
短い期間での密度の濃い修行
さて、話は戻って、
「短い期間での密度の濃い修行」。
私たちはこの幻想(?)に囚われ過ぎかもなぁと。
これに、受験や昇進等の外的要因が強くなる場合、
その幻想がさらに大きくなる傾向にあるだろうなぁと。
そうなるとどうしても、
「目標の達成は短ければ短いほどよい」となり、
短い期間で達成させるのであれば、
そこには相当な努力が必要になる。
けれども、
「結果を動機とした短い期間での密度の濃い修行」は、
失敗する可能性も高く、
失敗した場合、諦める可能性も高くなる。
さらには、「努力は無駄」と脳が結論付け、
そもそも挑戦もしなくなるという悪循環。
「短い期間での密度の濃い修行」というのは、
自分を変える手段でありながら、
そのハードルの高さから、
初めから諦めてしまうという矛盾が発生。
では、自分を変えるにはどうしたらよいのか?
そもそも、
「短い期間での密度の濃い修行」
でなくてもよいのでは?
ゆるゆる修行
漫画やアニメ、合格体験記等のエンターテイメント性から、
寝ずに修行、生命を削っての修行が持ち上げられる傾向。
実際、私自身、命を削っての修行シーンを見ていると、
単純なのですぐに感化されてします。
では、現実はどうなのか?
ある試験にパスするために12時間の勉強が必要な場合、
エンターテイメント的には、
寝ずに、試験直前まで12時間勉強する方が面白い。
しかもとんでもハプニングを解決しながら・・・。
けれども実際は、
毎日1時間ずつ安定的に勉強する方が圧倒的に効率が良く、
おそらく、テスト結果もよいだろうと。
正直、前者がエンターテイメントになりうるのは、
このケースがかなりレアであるからです。
ゴンやキルアなんて、
ウィングさん曰く1000万人に1人の才能の持ち主です。
しかし、私はそんな才能の持ち主ではありません。
けれども、私自身は変えたい。
そこで私が自分を変えるために取る方法は、
アニメや漫画では語られることのない(?)、
一般人である私が、
一般人である私の能力を客観的に分析した結果である、
「ゆるゆる修行」なのではないかと思います。
命を削るほどの修行は、
私にとっては生産性が低そうなのでできません。
レアなタイプでもないので、
他人に対してのエンターテイメント性はありません。
けれども数年後には、
自分自身がその成長に喜びを感じることができる。
そんなエンターテイメント性皆無の「ゆるゆる修行」こそ、
実は、自分を変えるために、
最も実現可能性が高い方法なのかもしれません。
私の性格的にも「寝食惜しんで熱中」みたいなことがありません。
ゆるゆるとルーティンを回すのみです。
今日の私
仕事、英語、仏語、中国語、フラフープ、読書。
新しい仏語の先生、興味深くて、高校の時に、
1週間のうち8時間を哲学の授業を受けていたそうな。
昨日の授業は、
フランスの教育システムから哲学そしてAIについて。
今の私の関心ごとと結びついているのでとても面白いです。
ぜひ、こちらもどうぞ!
マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。

勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。

ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
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