【映画】アンドレイ・タルコフスキー映画の美しさ

『ノスタルジア』の一場面
コマギツネ

長い、退屈、何が言いたいのかよくわからん

中の人

それでも強烈な印象を残すのがタルコフスキーの映画。場面場面が泣きそうになるぐらいにきれい

風景と映画

映画は昔よく見ていたので、

きれいな風景を見ると映画を思い出すことが多いです。

例えば、春の風景を見るとエリック・ロメールの映画を見たくなります。

ロメールの映画でいちばん好きなのは、初期の頃の『獅子座』なんですが、

春の風景とリンクするのが、四季物語の1つの『春のソナタ』。

正直、内容は全く覚えていないのですが、

ほんわかした感じと春の風景が幸せな気分にさせてくれます。

個人的にはエリック・ロメールの映画は、ヌーベル・ヴァーグの中でも、

変にとがっていない気がして好きでした(ゴダールとか、ちょっとねぇ)。

そして、水のある風景を見ると真っ先に思い出すのがタルコフスキーの映画です。

こっちは、ただただ長く感じて、よくわからなくて、見終わったときには、

「全部見終わったぞ!」という苦痛を乗り越えた後に感じる達成感のある映画です(笑)。

私が見たことあるのは、『ノスタルジア』と『惑星ソラリス』。

他にも、『ストーカー』や『サクリファイス』と名作と呼ばれるものはあるのですが、

タルコフスキーの映画は、忍耐力を試されるので、

思い切りがないと見ることができないのです(笑)。

『惑星ソラリス』

『惑星ソラリス』(1972)は、スタニスワフ・レムの『ソラリスの陽のもとに』を

下敷きにした作品です(レムの小説も素晴らしいです)。

この『ソラリスの陽のもとに』は、近年(?)だとソダーバーグも映画化していますね。

ジョージ・クルーニーが主演を務めた『ソラリス』(2002)の方が、

知っている人が多いのかもしれません。

個人的には、確かにソダーバーグの『ソラリス』も面白いのですが、

タルコフスキーにはかなわない。

当時は、ソダーバーグならレムの作品をどのように表現するのかなぁと

かなり楽しみにして映画館に見に行ったのですが、

思いのほか、SF要素が強いなぁという印象を持ったのを覚えています。

今のハリウッド映画は、個人的には、はじめから終わりまで線で繋がりすぎていて、

1場面を切り取ったときの詩情に乏しい気がしますが、そんな感じです。

一方、タルコフスキーの作品は、どの場面で停止しても絵になる。

彼の映画は基本、ノスタルジックなんですが、

このノスタルジーとその正反対の要素であると思われるSFとが、

奇跡に近い形で調和しているのが、

タルコフスキーの『惑星ソラリス』だと思っています。

大好きな場面があって、紹介したいのですが、

ネタバレになってしまいそうなのでやめておきます(笑)。

『惑星ソラリス』は、おそらく、私が好きな映画、

ベスト10には入っていると思います。

『ノスタルジア』

『惑星ソラリス』の衝撃を受け、次に見たのが『ノスタルジア』です。

『惑星ソラリス』は、ある程度物語の筋を覚えているのですが

(「こんなのよく思いつくなぁ」と思うぐらいのすごい物語です)、

この『ノスタルジア』は全く覚えていません(笑)。

ただただ水のある風景が美しすぎたのを覚えているぐらいです。

水のある風景というのが私は好きなのですが、

おかげさまで、きれいな海や川を見るたびに、この映画の場面が思い出されます。

おそらく私は1,000本ぐらいは映画を見ている気がしますが、

(そしてそのほとんどを忘れていますが(笑))、

風景となるとこのタルコフスキーが結びつきます。

それくらいに強烈な印象を私に残した映画監督です。

まとめ

見てきた映画はそれこそたくさんあって、

初期の頃は見た映画についての日記をつけていたのですがそれもどこへやら。

ブログにも少しずつ登場させていこうかなと思っています。

ずっと書きたいと思っているのが、キューブリック。

『2001年宇宙の旅』の監督です。

中でもお気に入りが、『バリー・リンドン』。

『バリー・リンドン』の一場面

このシーンを見ると切なくなりますが、最高のシーンです。

ルイス・ブニュエルなんかもいいですね!

そういえば、日本で人気のドラマ『昼顔』(私は見ていません)は、

ブニュエルの『昼顔』からきていたりしますね。

最近は『釣りバカ日誌』を見たのですが、いい映画なんですね。

今日の私

仕事の反動か、ブログでは映画を取り上げることに・・・

それにしても、雪がすごいですね!

京都でこんなに降っているのをはじめて見ました!

我が家のベランダから

雪に喜ぶ犬のように、はしゃいでしまいます(笑)。

ぜひ、こちらもどうぞ!

マンガ描き始めました。

私のプロフィール

京都市の女性税理士です。

税理士になるまでの苦労が綴ってあります。

税理士試験はうまくいかないことばかりで、

何度も自暴自棄になっています。

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勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。

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ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。

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