【フランス】ゴッホのお墓

計画の変更
本来ならこの日は、モンサンミッシェルに行く予定でした。
そして、このモンサンミッシェル島内に宿泊予定でした。
けれども、次の日の9月10日に大規模ストがあると、
旅行5日ぐらい前に私のクライアント様から連絡。
ストがあると交通機関がストップして、
パリに戻れなくなる可能性が高い。
「なんてこった!」
と急遽予定を変更し、
9月9日、9月10日はパリに滞在することに。
ちなみに、9月9日、10日に予約していた
モンサンミッシェル行きのバスや、
モンサンミッシェル修道院の入場料は戻ってきませんでした。
旅とは不測の事態が起こるものです。
ちなみに、この両日の予定は、
何が起こるか分からないので全く決めていませんでした。
ゴッホのお墓を見に行こう!
当初、日帰り旅行として想定していたのが、
大聖堂で有名なシャルトルやランス。
けれども、
いずれもTERやTGVに乗る必要があったので保留に。
そこで急遽、パリから電車で1時間ほどかかるのに、
片道たった2.5€で行ける、
ゴッホの墓のあるAuvers Sur Oiseに決まりました。
本日は、1日周遊券(12€)を購入してお出かけです。
Auvers Sur Oiseに行こう!
メジャー観光地でなくても、
Google先生とChatGPTがあれば、
何とかなるのが、現代の凄いところ。
さくっと調べて、いざ出発です。
色々行き方はあるらしいですが、
今回は、パリのNord駅からH線に乗りました。
ところで、フランスで緊張する場面として、
「行く場所によって人種が変わる」
ということがあります。
今回の滞在中、
私たちはパリの観光地ど真ん中にいたので、
まったく危険を感じませんでした
(後で聞いた話によるとパリオリンピックのため、
治安が悪くなる要素はパリから離したと・・・)。
さて北駅から乗車したこのH線、
とてもきれいな電車だったのですが、
明らかに、これまで私たちが観光地で会ってきた人種とは
異なる人種の人たちが乗っています。
電車は空いていて、座ることができたのですが、
フランス語ではない言語が飛び交っています。
必然と警戒心も上がります。
もちろん、何もありませんでしたが!
フランストイレ問題
さて、私たちがゴッホの墓に向かったのは平日だったため、
電車の乗り換えが必須でした。
少し大きな駅であるPontoiseで乗り換えるか、
小さい駅のSaint-Ouen-l'Aumoneで乗り換えるか。
Google先生によると、
Saint-Ouen-l'Aumoneの方が
目的地への到着が早いらしかったので、
こちらを選択。
けれども、これが残念な結果に。
この小さな駅に到着した時に、
夫が「トイレに行きたい」と。
ということで、
まずは、駅に構内にトイレがないか探します。
けれども、小さな駅だからか見つからない。
仕方がないので、駅で切符を売っている人に
「トイレはありませんか?」と聞いてみると、
「ない。」との即答。
これは駅から一度出て、
Saint-Ouen-l'Aumoneの町でトイレを探すしかありません。
さて、フランストイレ事情ですが、
日本のように公衆トイレが充実していません。
トイレを使うにはカフェに行って、
何かを注文してトイレを利用する必要があります。
フランスに行くと、いつも思うのが、
「トイレ何とかすればいいのに!」ですが、
公衆トイレを設置すると、
カフェを人が利用しなくなるから、
設置しないと聞いたことがあります。
または、治安の問題もあるのかもしれません。
安全な日本だとあまり考えませんが、
「トイレにいるときに襲われる」
なんてことも十分に考えられます。
さて、このSaint-Ouen-l'Aumone駅を降りたのが、
10時過ぎだったのですが、
小さな町だからか、まず駅近くにカフェがありません。
そして、10時を過ぎているにも関わらずどの店も閉まっている。
仕方ないので、少し歩いて、
地元のスーパーらしきところに併設されていたパン屋さんに
トイレの場所を聞きました。
「ここを出たところの、広場にカフェがあるよ」と。
早速、言われたとおりに広場についてみたのですが、
そのカフェ、閉まっています。
絶望です。
仕方がないので、
Saint-Ouen-l'Aumoneの町でトイレを探すことは諦め、
隣の少し大きな駅、Pontoiseまで行くことにしました。
というのも、ChatGPTに聞いたところ、
Pontoiseの駅にはトイレがあると書いてあったので。
さて、電車に乗り隣駅のPontoiseに到着。
少し大きな駅なので、トイレも見つかりました。
けれどもこのトイレ、
hors servise(トイレ使えません)の文字が。
フランスのトイレ事情、本当にどうにかしてほしい。
どうしようもないので、
Pontoise駅を出てカフェを探すことに。
Pontoiseは少し大きな駅なので、
駅を出たすぐ近くにカフェがありました。
「やっとトイレが使えるぞ!」と、
入り口の張り紙に目をやると、
またもや、
Toilettes hors service(トイレ使えません)
の文字が。
またしても絶望です。
フランス人、トイレどうしているんだろう。
仕方がないのでこの駅で
トイレの使える別のカフェを探すことにしました。
時間は11時少し前、
残念なことに店が開くのが11時からなのか、
空いているカフェが見つかりません。
夫も限界のようです。
2人でイライラしながら駅から少し歩くと、
開店の準備をしているケバブ屋を発見。
そして、この店に入り、
トイレ使っていい?と聞くと、
「もちろん。」との返事。
ここでやっとトイレに入ることが出来ました。
フランスでの小さな町の探索は、
常にトイレを意識しないと大変なことになるなぁと。
さて、この店で昼ご飯を食べ、
再びPontoiseの駅に。
電車に乗ってゴッホのお墓のあるAuvers sur Oiseを目指します。
けれども改札に入るときにここでもトラブルが。
夫が1日周遊券をなくしたらしい。
とはいえ、このくらいのことなら、
なんてことありません!
(色んな事があったので少しのことだと動揺しない)
切符を買えば済む話なので。
Auvers sur Oiseへ
ゴッホのお墓に到着する前に、
色んな冒険がありましたが、やっと現地に到着です。

この時期のフランスは雨が降る日も多いですが、
幸いなことにほんとうにきれいな晴れでした。
散歩にはちょうどいい。
そしてこの町、とても素敵でした。
歩いているとゴッホの絵画で有名な教会が見えてきました。


下の写真は、ゴッホが書いた絵に近い構図です。

この教会が少し高台にあって、景色がとてもきれいです。

この教会の中はこんな感じです。

一応、観光地ですが、ほとんど人がいません。
のどかで本当に素敵な町です。

さてここから、今度はゴッホのお墓を目指します。
この途中が晴れも相まって素晴らしい景色なのです。

歩くこと10分ほど。
墓地に到着し、ゴッホのお墓を見つけました。
人がいらっしゃったので、見つけるのは簡単でした。
下の蔦に覆われているのが、
ゴッホとその弟テオのお墓です。
想像よりもずっと質素です。

この墓地は高台に設置されており、
ここから見える景色が言葉を失うほどきれいでした。

ここからまた歩いて、駅に戻ります。
この広がる景色が本当に美しい。

町の様子も素敵です。

トイレ問題、一生の思い出になりましたが、
それを上回るAuvers sur Oiseの美しさ。
今回フランス旅行で、最も来てよかった場所でした。
サン=ドニに行こう!
Auvers sur Oiseからパリに戻る途中の電車の中で、
夫と、
「もしかして、サン=ドニに寄れるのでは?」
という話に。
サン=ドニ、そこまで有名ではないですが、
フランス史をかじっている人であるならば、
ちょくちょく名前が出てくる場所だと分ります。
パリのノートルダムをはじめとする、
サン=ドニの大聖堂は、ゴシック建築のモデルです。
ということで、サン=ドニのある駅で下車。
ちなみに、下車したとたん、緊張感が走る駅でした。
「治安が良くないだろうなぁ」、
というのがすぐに分かります。
下はサン=ドニの大聖堂。
有名な場所であるにも関わらず、観光客は皆無です。
正直、写真を取るために立ち止まるのも躊躇します。

外は怖いけど、中は素敵。

サン=ドニのバラ窓。

ちなみに、このサン=ドニ大聖堂には、
フランス王や王妃のほとんどが埋葬されています。
マリー・アントワネットのお墓もここにあります。
王家のお墓を見るという選択肢もありましたが、
夫が「トイレに行きたいけど、ホテルのトイレがいい」
とのことで、急遽、サン=ドニを後にして、
ホテルのトイレに向かい、私たちの本日の小旅行は終了しました。
ぜひ、こちらもどうぞ!
マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。

勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。

ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
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