【アニメ】アニメを見続けることの罪悪感

夕日
コマギツネ

アニメを見続けることの罪悪感

中の人

元旦から『王様ランキング』を全23話見続けて残るのは罪悪感?

アニメは面白いがほどほどがいいのかも

1月1日と2日で『王様ランキング』前23話を全て視聴しました。

1度見始めてしまうとすべて見終わるまで気が済まず、

配信されている分をいっきに見てしまいます。

このお正月で見たアニメの総時間数は12時間ほど。

確かに面白かったのですが、充実感とは程遠く、

自分はいったい何をやっていたのかとかなりの後悔。

もっと有意義な時間の過ごし方があったのではと。

とはいえ、夫との共通の趣味はアニメ鑑賞ぐらいなので、

まぁいいのかな(笑)。

『王様ランキング』

※ネタばれがあるかもしれません。

『王様ランキング』は十日草輔先生が、

41歳で脱サラして描いた作品だそうです。

漫画の世界は基本的に早熟な方が多い印象なので、

『王様ランキング』は、この41歳というパワーワードから、

かなり気になっていた作品でした。

そういえば、最近は67歳で新人デビューをしている方もいらっしゃいますね

(『山で暮らす男』。つげ義春を思わせるような作風です。

ここで描かれていることについては、知識として知っていたので、

展開が予測できてしまったのですが、知らない人にとっては面白いかも)。

『王様ランキング』は、漫画は読んだことなので、

あくまでもアニメを見た感想なのですが、

シンプルさと複雑さのバランスが絶妙な作品です。

作画はあくまでシンプルだけど、物語はきちんと作りこまれています。

手を切られたり、顔の皮をはがされたりといった残酷なシーンもありますが、

作画の可愛さから、目を背けることなく見ることができます。

基本、作品に登場する人はいい人です。

いい人ですが、その人の個性とバックグラウンドによって、

すれ違いが起こり、そのすれ違いを回収しながら進んでいきます。

その最たる例が主人公。

主人公は話すことができず耳も聞こえないという設定。

最もすれ違いが起こりやすそうな状況の中、

「カゲくん」のフォローにより主人公が成長していく、

一種の「ビルドゥングスロマン」です。

物語の構造的には、この「カゲくん」の存在が不可欠であり、

主人公の代弁者としての役割を担っています。

また、この「カゲくん」の設定の面白さは、

この「カゲくん」が全く強くないところ。

基本、戦闘の場面ではほとんど役に立ちません。

ただ主人公「ボッジ」の可能性を誰よりも信じています。

人の成長に必要なのは、

自分を肯定してくれる人なのかもしれないと思わせる作品です。

また、ところどころに張めぐされている伏線が圧巻。

全体像を作ってから描く、荒川弘先生や諫山創先生と

同じような漫画の描き方をされているのかもしれません。

『王様ランキング』の可能性

上記のように適当に思いつくことを書いているだけでも、

分析できるような要素が多い作品であることに気がつきました。

文学的でもあり単純な娯楽以上の力を持つ作品である気がします。

個人的には「友情が世界を救う」みたいな内容の作品は受け付けないのですが、

「複雑な情の物語」である本作品は、今後もとても楽しみです。

まとめ

『王様ランキング』を見終わったときは、

「大切な時間を無駄にしたのではないか!」

と後悔もありましたが、こうして作品の特徴を書き出してみると、

面白い作品に出合ったのかもしれないと思うようになりました。

今日の私

アニメばかり。

ぜひ、こちらもどうぞ!

マンガ描き始めました。

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京都市の女性税理士です。

税理士になるまでの苦労が綴ってあります。

税理士試験はうまくいかないことばかりで、

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