【国際】税金や社会保険の各国での違いについて思うこと
大量のレシート
今回の確定申告で、
日本に住んでいる外国の方からの依頼を受けました。
その方は、出身国でも税理士(?)がいたそうで、
おそらく、レシートの整理方法などを教わっていたのだと思います。
「あるもの全部持ってきたよ!整理されてないけどいい?」
と言っていた割には、思った以上にきちんと区分されていました。
きれいに保管されているその様子に、
正直、かなり驚きました。
そして、その中に、
あるカテゴリーに分けられた、
気になるレシート群が・・・。
詳細は避けますが、
私にはなぜこのレシートが保管されているのか、
皆目検討がつかない。
「ねぇ、このレシートってどうして保管しているの?」
と聞いてみると、
「○○(国名)では、これは費用になるんだよ。
だって、これは、ビジネスのために必要じゃないか!」
との回答が。
理由を聞いて、納得。あと、分かりやすい。
こういう話を聞くと、
私がいかに日本の税法をベースに物事を考えているのかと、
考えさせられます。
違いを知ることはまさに、己を知ることですね。
仕事をしていてこういう気づきがあるのは、
大変刺激的で、仕事をしていて良かったなと感じる瞬間です。
控除
そういえば、別の案件で、
相手国の税金の仕組みについて調べていた時も、
はっとさせられることが多かったです。
その国は、控除の種類がとても多かった。
「あれも、これも控除してくれるの!!」と、
ちょっと、興奮しながら、
その国の確定申告ガイドブックを読んだ記憶があります。
そして、そのガイドブックには、
なぜ、その控除が存在しているのかという理由が、
きちんと記載されていたという記憶があります。
こういうのを見ていると、
各国で大切にしていることが見えてきますよね。
力を入れている政策とか、
どういう人を保護したいかとか。
日本との考え方の違いが見えて本当に面白い。
社会保険
最近の問い合わせで、
「日本に滞在中の社会保険の金額が、
□□(国名)の10倍なんだけど、この数値はあってるの?」
というものがありました。
そうです。日本の社会保険料は高いんです。
そういえば、▲▲(国名)の人も、
同じこと言っていたなぁと。
ここでふと、
日本の10分の1の社会保険料で、
どうやって、国を運営しているのだろうと、
ついつい気になってしまいます。
こういうのを研究したら、
日本にも役立つんじゃないかとも思うんですけど、
すでに研究されているのかな?
まとめ
各国と日本の違いから、
はっとさせられることは多いです。
この仕事をしていて心から楽しいと思える瞬間です。
とはいえ、
「最近千晶とは、税金の話しかしていなくて寂しい。
もっと、芸術の話がしたい。」
とのご意見も。
ごもっともです!
なんせ、私が独立した理由の1つは、
もっと芸術を身近に感じたかったというのもあるので!
ちょっと考えているのが、税金と芸術のコラボ。
まったくアイディアはありませんが、
前代未聞っぽいところがそれだけでいい味出しています!
最近の私
いいかげん、自分の事務所のHPを完成させるべきでしょう。
ぜひ、こちらもどうぞ!
マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。
勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。
ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
私の税理士事務所
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