【ブログ】最近のスパムコメント

最近のスパムコメント
ブログを書いていると、スパムコメント対策をしていても、
たまーにスパムコメントがやってきます。
以前はロシア語と英語が多かったのですが、
つい最近、日本語でも届くようになりました。
しかも、そのコメントが内容が驚くべきもので、
「中国語頑張っていますね!
刺激を受けます!次はどの言語を学ぶのですか?」と。
なんと、私のブログの内容をきちんと反映し、
いかにも私に興味があるかのような文言の集まりなのです。
さて、このコメントがなぜスパムだと分るかというと、
このコメントのリンク先がロシア語のサイトだから。
AIが人のふりしてコメントを書くなんて、
恐ろしい世の中です(笑)。
ジョン・サール「中国語の部屋」
私が学部時代に学んだ思考実験の1つに、
ジョン・サールの「中国語の部屋」というものがあります。
これ、部屋に中国語を理解できない人を閉じ込めて、
「こういう言葉が窓から入ってきたら、
窓からこういう言葉を出力しなさい」
みたいな命令がこの人に与えられて、
この人はそれを実行するのみ。
この部屋の外にいる人には、
「この部屋の中にいる人は中国語を理解している」と考えますが、
「はたしてこの部屋の中にいる人は本当に中国語を理解していると言えるのか?」と。
当時も、コンピューターとこの部屋を比較して議論されていましたが、
今の時代ではきっとこの部屋はAIとの比較で議論されていそうです。
はたして、私にコメントをくれたAIは、
私のブログ内容を理解しているのでしょうか?
ニック・ボストロム「ペーパークリップの思考実験」
これ、今のフランス語の先生に教えていただいた思考実験です。
Youtubeでフランス語で解説されているものを紹介いただきました
(フランス語の学習にはちょうど良い)。
この話、「ペーパークリップをつくる」ことを目的として作られたAIが、
はじめは、1つずつちまちまとペーパークリップを作っていたものの、
その最大化を目指し、しまいには、存在するあらゆる資源を利用して、
ただただペーパークリップをつくりだす(暴走する)話です。
ここから得られる結論は、AIの利用を慎重に考えないと、
私たちが当初考えている目的とは、
ずいぶん異なる結果になってしまうかもしれないということ。
そして、AIを設計するときの「目的」がいかに重要か、
ということがわかります。
さらに、このYoutube内の話で、個人的にとても興味深かったことは、
AIは、その目的のために、意図的に嘘をつくようになること。
そういえば、「2001年宇宙の旅」の人工知能HALも人に嘘をつきますね。
目的のために嘘をつく人がいますが、AIも同じですね。
人間関係において人を見抜く力は大切ですが、
AIとの付き合いにおいても、
誠実かどうかを見抜く力が必要になるという・・・。
今回、私にスパムコメントを送ってくれたAIも、
いかにも私の語学学習に興味があるような素振りを見せていて、
その実は、私のブログ内容なんてきっと全く興味がなく、
ただただ自身のHPに誘導したいだけという(笑)。
このレベルだとまだマシですが、
今後はもっと巧妙に嘘をつくようになるんでしょうね。
騙されないように気をつけなければなりません(笑)。
今日の私
仕事、英語、仏語、中国語、フラフープ、読書。
本日もAI頼りで仕事をします!
ぜひ、こちらもどうぞ!
マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。

勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。

ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
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