【私】家族って何だろう?
家族について聞かれるのが苦手
おそらく私自身、考えを整理できていないから、
何と答えればよいかわからないのだと思う。
家族の縁が薄い
私はあまり占いの類を信じないのですけど四柱推命だけは別です。
そこで指摘されるのが、
「家族の縁が薄い」ということ。
思い当たることが多く素直に受け入れざるをえません。
本日は母の日なのでちょっと真剣に考えてみます。
さらに昨日、石清水八幡宮に家族写真を撮りに来ていた家族を見たので感慨深かったり。
よく聞く家族の話
「家族は仲がいい」というのが世間一般のデフォルトのように思います。
少なくとも、私が話を聞く家族というのは仲が良さそうです。
その話しぶりからとても大切にされているのが伝わってきて、
楽しそうだなぁと思います。
けれども、どうしても私自身の家族と比較してしまうため、
人間関係めんどくさくないのかなぁ、
とか負の感情も頭に過ってしまったり(笑)。
私の家族
私は、生まれてから大学生の時まで家族と一緒に生活していました。
小学校の高学年ぐらいまでは「楽しい家族」だったのかもしれません。
だいたいこのくらいから、学校での人間関係の構築の難しさを感じるのですが、
同様に家族との人間関係も難しく感じるようになった気もします。
少しずつ家族という関係が綻びていきます。
父も母も私に対しては優しかった気がしますが、父と母の関係が絶望的でした。
「どちらが悪い」とかはわかりません。
相性が悪かったとしか言いようがないように思います。
いずれにせよ、仲の悪い二人が同じ空間で過ごしているというのは、
子供にとってあまり居心地のいいものではありません。
母は常に機嫌が悪く、私は理不尽なことでよく怒られていました
(今考えると、当時、母も余裕がなかったので、
そういう態度になってしまっていたということが理解できますが)。
最終的には、父も母も同じ家に住みながらも、
食事を共にすることもなく、一言も話すことはありませんでした。
そんな生活が父が亡くなるまでずっと続きます。
いちばん身近であるけれども、いちばん見ていて辛い存在。
私の努力で何とかすることもできず、ただただこの場を逃げ出したい。
それが私が経験してきた家族です。
優しさのすれ違い
父も母も優しい人だと思います。
父はすべてのことを許してしまうような人で、母は情が深い。
けれども、お互いが与えることができる優しさが、
お互いが欲する優しさとは異なっていました。
そのすれ違いは、近くで見るには、あまりにも痛々しいものです。
私が今愛用しているマウンテンバイクは、
15年ほど前に父が母にプレゼントしたもの。
この頃母は、トライアスロンに熱中していました。
当時、2人は仲が悪かったので、
このプレゼントは、ある意味、父からの譲歩だったのだと思います。
けれども、母はこれを全力で拒否。
「なんでこんなものを買ってきたんだ!」と怒るまでに。
それ以降、このマウンテンバイクは誰も乗る人がいないままガレージに。
父が亡くなったとき、埃をかぶったこのマウンテンバイクを見つけて、
私がもらうことにしました。
今でも、「すごい派手で古いのに乗っていますね!」という、
周りからのリアクションに若干の恥ずかしさを覚えながらも
乗り続けていたりします(笑)。
家族の束縛
血は私たちを守っているのか、それとも縛っているのか?
法は私たちを守っているのか、それとも縛っているのか?
守るか縛るか、これは紙一重なのだと思います。
私が結婚に懐疑的なのは、以上のような経験から、
結婚という制度に守られるというよりも、
縛られるという感覚の方が強いからなのかもしれません。
確かに愛があれば、これらは家族を守るのかもしれない。
けれども愛がなければただ人を束縛するもので、
束縛されるがゆえに、経済的要因や親族間関係等をより複雑にし、
お互いを一層、別れにくくしてしまう。
どちらかというと、私は、「家族」という制度による負の側面を強く経験してきました。
よって、「家族(実家)が好きか?」という問いについては、
確かに好きですが、複雑な感情が絡むため答えづらいものになります。
血より制度より愛を優先してもいいのでは?
私は、よく、家族(実家)に抵抗する悪夢を見ます(笑)。
「家族だからこうしなきゃいけない、あーしなきゃいけない」という
目に見えない束縛や義務感、罪悪感がそうさせているのだと思います。
もし、私のようにただ「家族だから」という理由で悩んだり苦しんでいる人がいたら、
「そんなものただの制度だから」と伝えてあげたい思いが強いです
(自分自身をそう納得させたいのが本音かもしれません)。
本当は、血や制度なんかよりも、自分が大切にしたいと思うものを優先させても、
何の罰も当たらないんでしょうね。
まとめ
石清水八幡宮で、正装して家族写真を撮っている人たちに遭遇。
3世代かな?
お嬢様は着物を着ていてきれいです。
私にはそんな記憶がないので、ないものねだりなのかちょっと羨ましかったり。
「家族の仲がいいというのは、実はすごいことだよな」、
とか思いながら、その場を後にしました。
今日の私
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マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。
勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。
ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
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