【仕事】法人を作るならある程度の覚悟を!
法人の決算書、申告書の作り方わからない!けど、お金も払いたくない!
( ゚Д゚)
法人のケアはそう簡単ではないぞ!
一般に3月決算法人が多いです。
したがって、法人の申告期限は5月末日。
法人の顧問先を多く抱える税理士事務所にとって、
今は結構忙しい時期かと思います。
で、最近、話を聞くのが、
「法人の申告書を作ってほしい、それもタダでな。」
みたいなやつです(笑)。
そういう人たちがおっしゃるには、
「いろんなところに相談に行ったけど、誰も作り方を教えてくれない!」
「何件もたらいまわしされている!」
「いったいどうやって申告書を作ればいいの!」
「申告期限はすぐそこなのに!」
「赤字でも地方税を払わないといけないなんて誰も教えてくれなかった!」等等、
ちょっとお怒り気味で、申告期限ぎりぎりで、
まっさらな申告書と間違いだらけの(ように見える)決算書を持っていらっしゃる。
私としては、正直、自己責任だと思うので
こういう人たちの言い分があまり理解できずにいます
(なぜ、法人つくった?なぜ、ギリギリまで放置した?)。
とはいえ、
私「ご依頼いただいたら、作りますよ。」
と言うと、
「そんなお金はないよ!」との返事・・・。
私「・・・。」
ここで話すことがなくなるので、とりあえず、
私「ご自身で調べて作ったりはしないんですか?」
と再度聞いてみると、
一瞬の沈黙の後、「誰も教えてくれないんだよ!」と堂々巡り。
正直、法人を作るのなら、その辺を覚悟してほしい。
お金をかけたくないなら、自分で申告書を作ればいい。
他人に頼むのなら、お金が発生することは理解してほしい。
普通の考え方だと思うのですけど・・・。
法人を作るときにはある程度の覚悟を!
法人を作るということは、それなりの手間とコストがかかります。
例えば、法人税の申告書は、所得税の申告書とは全くの別物で、
そんなに簡単に作れるようなものではありません。
法人を設立した時に、これを自分でやると決めたならば、
それなりに勉強する必要がありますし、
外注するのであれば、それなりにコストもかかります。
また、法人を作るのであれば、
その法人の解散についても、きちんとイメージした方がよいと思います。
解散するのもそこそこのエネルギーが必要で、
「お金と手間をかけずに解散」なんていうのはまず無理です。
こういった覚悟を決めたうえで、
「それでも法人をつくりたい!」
というときに、法人を作ればいいと思います。
まとめ
法人の設立というのは、
世間で思われているものよりもだいぶハードルが低く、
簡単にできてしまいます。
なので、ご自身のやりたいことが、
法人の設立にハードルを感じてできていないようであるならば、
「そこまで大変なことではないよ」
と背中を押してあげたいです。
けれども、法人のケアにはきちんと責任を持ってほしい。
法人を作るということは、それだけ手間暇がかかることなのです。
今日の私
納税相談等等。
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マンガ描き始めました。
私のプロフィール
京都市の女性税理士です。
税理士になるまでの苦労が綴ってあります。
税理士試験はうまくいかないことばかりで、
何度も自暴自棄になっています。
勉強好きそうだけど、税理士試験とは肌が合わなかったね。落ちた時には、なんて声をかけていいかわからなかったよ。
ほんと、あの頃は迷惑ばかりかけて申し訳なかったよ。
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